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源氏物語のbluetokyoのレビュー・感想・評価

源氏物語(1987年製作の映画)
2.0
原作が超有名であるが内容が知られていない。自分も源氏しかわからない。実際見ても、登場人物がまったく誰が誰だかわからない。銀河鉄道の夜みたいに青空文庫でぱらっと見ればわかるような内容ではない。それでも、調べると、源氏という主人公が女を口説きまくった挙句に菅原道真みたいに左遷させられるのだが、不死鳥のように蘇って京都に戻る。だが、やはり老いていき終わり、ということらしい。
意欲は買うし、実際に描写は惹き付けられるものの、いかんせん、話しがまったくわからない。予習した通り、失脚して、須磨に流されるのだが、この作品はここで終わってしまう。なぜ、女を漁るのかというと、母への渇望があったということらしい。それを桜の花びらで表現している。
意欲は買うが、劇場アニメで源氏物語は無理だ。もしやるなら、一部分だけ切り取る方がよかったのかもしれない。ただ、ストーリーは一般に知られてはいないので、やはり、難しいだろう。理解不能なので点は低くしてある。時代考証があっているのかということも疑わしいように思う。
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