あっかんべー

明日へのチケットのあっかんべーのレビュー・感想・評価

明日へのチケット(2005年製作の映画)
4.0
久々の映画は共同オムニバス作品を視聴。
三部作構成でしっかり全部のストーリーがよくできている。
ケン・ローチは社会問題を描くのが巧みと知られているが、最初の2つのストーリーも、上流階級と下流階級を列車の車両で区分けにして表現してるのが秀逸だった。
2番目の話では、お金持ちの苦情一つで個室に移れるのは不平等だけどこれが現実なのだなと。
貧富の差を表すのに列車は最高の舞台設定だし、その列車で難民問題をこういう視点で描くことで気づけるものがあった。

明日へのチケットっていう邦題もセンスある。
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