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オーシャンズ12のNMのレビュー・感想・評価

オーシャンズ12(2004年製作の映画)
3.3
前作よりややコメディ要素が強い印象。

2004年公開。ジュリア・ロバーツは2002年に映画カメラマン、ダニエル・モダーと結婚、2004年に出産。ダニーとは実際の夫の名。
実際に左利き。

ブルース・ウィリスは、前作にベネディクト役で出演オファーがあったがスケジュールの都合で断っていた。
ロバーツはオスカー受賞歴があるがウィリスはなく、過去に「オスカーは諦めている」という発言もしている。「お分かりでしょう」「わからんね」のやりとりはそれを茶化したジョーク。
タルーラはウィリスの実際の娘の名前。

ナイトフォックス役、ヴァンサン・カッセルは、サーカス養成学校へ通った経験や本作で披露したカポエイラ等、ボディスキルが高い俳優。2018年オランジーナの日本CMで小峠と合成共演。

モリーの正体はライナスの母。出演シーンは短いが、目ヂカラの強さに只者ではないインパクトがある。映画『愛する人』ではシスター役で、演技の振れ幅が見事。
『ロスト・イン・トランスレーション』は言葉が通じないことがテーマの映画。

「卵」とは、「ファベルジェの卵」とも呼ぶ、金細工師ファベルジェよって製作された卵型の飾り物のうち、1885年から1916年の期間にロマノフ朝ロシア皇帝アレクサンドル3世、ニコライ2世に納められた50個のこと。本作の黄色い作品「戴冠式」はニコライ2世に贈られたもの。

今回アンディ・ガルシアはあまり活躍しないが、わずかに悪役感が増しているようで堂に入っている。ウィリスでも良かったかもしれないが今となっては彼がベネディクト。
FBIのモリーが美術館に到着する際5台の車の停車が美しく個人的に気に入ったシーン。
その後全員が逮捕されるとき一人ひとりズームアップするシーンは好みでなかった。要らないと思う。

真面目な話、前作のときから彼らが何度も言及している、もう辞めようと思ってもまた舞い戻ってしまう、というのは恐ろしいことだと思う。一度でも手を染めたら、地味で真っ当な道に戻るのは難しいのだろう。一旦辞めたとしても目の前にチャンスが来て誘われたら。
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