コブラ

蛇鶴八拳のコブラのネタバレレビュー・内容・結末

蛇鶴八拳(1977年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【鑑賞ルール】
◉吹替、できるだけ日本公開版吹替で。
◉体力と魂が削られるから一日一本。


若きジャッキーが仲間たちと共に心血を注い完成させた初期傑作。

いつもの「仇をぶっ殺す」ではなく「マクガフィンの争奪戦」やってる。
この背伸びした感は米産スパイ映画などの影響ですかね。

少林寺各宗派の師範達があみ出した蛇鶴八拳の秘伝書をめぐる攻防戦。
各宗派の思惑が入り乱れ現場が大混乱(鑑賞者はさらに混乱するがな)するなか、ひょうひょうと相手をいなすジャッキーがとてもクール。
いわゆる“最初から強いシリーズ”ね。

拳の型としていうと、蛇鶴八拳はかなりカッコいい方だし、カンフーバトルもとてもよい。白眉はやっぱり三人の槍術使いとのバトル。京劇の殺陣をスリリングに取り入れていてホントに手に汗握る。

シリアスとずっこけのバランスも良いし、ラストバトルで流れる「デンジャラスアイズ」
のカッコよさには昔も今もおしっこちびるレベル。ジャップはマジ感謝するべき。


拳シリーズのなかでも屈指の作品なんだけど、興行的には失敗してるんだよね、、、。
オープニングの演武が長すぎるからかなあ。
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