猫兎ゆら

空中庭園の猫兎ゆらのネタバレレビュー・内容・結末

空中庭園(2005年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

 風が冷たくなってきた今日この頃……。温かい飲み物を片手に映画タイムを過ごしませんか?

 郊外の団地に住む「京橋家」には“お互いに秘密を持たない”という家族のルールがあった。だが、家族にはそれぞれ秘密があったのだ。その秘密とは……。という内容だ。

 私は家族ものというと食いついてしまう。完璧な家族というものは存在しないと思う。どこか欠けているからこその家族なのだろう。

 この作品の「京橋家」も“家族に秘密を持たない”というルールがありがらも、それぞれに秘密があった。

 特に母の秘密がこの作品のキーポイントになっってくる。その秘密が明かされた時は切ない気持ちになった。

 だが、真実が明かされた時、(ああ、そうだったんだ)と納得する。

 それは作中で息子が

「思い込みが激しいと本当のことが見えなくなる」

 ということを言っているからだ。それが母の秘密に繋がってくるところだ。

 家族とは? 家族の在り方とは? ということを考えさせられる映画だ。
猫兎ゆら

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