ブラックユーモアホフマン

地球で最後のふたりのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

地球で最後のふたり(2003年製作の映画)
3.6
こんな映画あったんだなぁ。
撮影クリストファー・ドイル。
『珈琲時光』と同じ2003年の映画。
浅野忠信主演なのに『殺し屋1』のポスターが出てきて、監督の三池さんも脚本の佐吉さんも俳優として出てくる。
アジアを舞台にヤクザの男とガールズバー的な店で働く女の淡く切ない関係をポエティックに撮る感じ、2003年すぎる。
そんな感じの映画が乱立する中で突出した個性もなく忘れられていた作品、って感じなんだろうか、失礼だけど。

107分の映画だけど密度で言ったら短編くらい笑 ギュッとしたら45分くらいにできそう笑 でも冒頭の、現実と虚構、過去と未来が行き来するような編集とか面白かったし、タイトルが出るタイミングとか、エンドクレジットに入るタイミングとか、これ見よがしではなくさりげなく控え目な面白さで、ぼんやりしてるなとは思いつつ、嫌いではなかった。

【一番好きなシーン】
・冒頭
・松重豊、竹内力が家に来るところ
・ガラス越しに電話の主がすぐそばにいることが分かるカット
・クレジットに入る瞬間