とある凶悪事件を追うことになる荒くれ刑事と、そこに協力することになる服役中のチンピラ。やがて始まる相性サイアクコンビによる「48時間」という制限時間付きの捜査。ニック・ノルティ、エディ・マーフィ共演で贈るバディ系アクション映画。
わりと昔の映画だけどもここに来て初鑑賞。エディ・マーフィのスクリーンデビュー作であることを今更ながら知る。てなわけで彼の初々しさなんかもちょっぴり感じれたりして。白人と黒人、警察と犯罪者という真逆で凸凹なコンビのやり取り、いざこざというのがまず楽しい。当時の様子とかも含めて、人種間の文化の違いとか要所要所で色濃く描かれてるように思う。また、今でこそある「エディ・マーフィと言えば」なコメディ要素がじつはほとんどなく、全編通してハードボイルドな作風に仕上がってるのも今作の大きな特徴と言える。ちょいシリアス方向のストーリーの中で二人のキャラも非常に立っていて、とくにニック・ノルティなんかはガサツで横暴な刑事を好演、その雰囲気から口調までバッチリだなと。そんでいつの間にか出来上がる二人の絆、そのドラマもいいスパイスになってたりして。まぁストーリーに関してはどうってことないってのが正直なところ。このあたりの時代のアクション映画にちょっとした物足りなさを感じてしまうのはもはや仕方のないことだよねー、なんて。
にしても、なぜか子供の時に見てなかった今作。なんでだろう、タイトルはずっと知ってたのにタイミングとか合わなくてここまで来ちゃったみたいな、たまにあるよねそーゆーの。要するに、少年時代に見てたらきっともっとハマってたと思う、そんな一本。
