ITK

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習のITKのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ある意味でぶっ飛べるとこまでぶっ飛んでるので逆に笑える。アメリカならではのとにかく失礼極まりないコメディでありながらも、アメリカナンバーワンを主張するコンセプトではなく、フェミニズム、人種、エチケット等のアメリカの複雑な社会事情を、そのコンセプト自体を持たない国から来たボラットがど直球にぶち壊しに行く。
カザフスタンはそもそもこんな発展途上国ではなく、むしろ人々はかなり頭脳明晰な人が多いイメージなので、なぜカザフスタンにしたのかは分からない(それも含めて分からない/知ろうとしないアメリカ人をおちょくる意図だったのかも)が、アメリカ人から見たら小国なんてみんな、こんなふうに見えてるのかもしれない。
熊のオクサーナの首が何気なく冷蔵庫に入ってたシーンで腹がちぎれるほど爆笑した
今だったら色々問題視されて無理かも。
あと調べたら、ボラット役の役者がカザフスタン人でもなんでもなくイギリス人で、しかもユダヤ人なのには流石に笑った。
ITK

ITK