安堵霊タラコフスキー

お国と五平の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

お国と五平(1952年製作の映画)
3.2
後期の成瀬には少し珍しい時代物

でも台詞は相変わらず野暮ったくて邪魔にすら思えるところとか多々あったし、お国の回想シーンとか人形劇のシーンとか中々雅な映像が序盤にあったものの中盤以降そこまで印象的なシーンが無く、ほとんどタイトルのようにお国と五平ばかり映るものだから退屈で、やっぱり人間関係メインの成瀬作品って肌に合わないなと痛感した

90分なのに二人の終わりの見えない旅路のように長く感じたのも、もしかしたら目論見通りなのかもしれないけど、だとしてもこういう眠気を催す試みは勘弁してほしかった