このレビューはネタバレを含みます
今も大ヒット中の『ゲ謎』は私には期待外れだったけど、こちらも人に勧められていたので鑑賞。面白かった。 テレビアニメ版は見たことがないけど問題なく楽しめたし、冒頭の40周年記念で歴代鬼太郎が集結するオープニングも「アニメの劇場版」という感じで良い。
本編も前半の鏡爺戦からアクションがきちんと面白かったのが予想外だったし、ストーリーも華ちゃんと母親のエピソードはちょっと泣きそうになった。あと全編を通してねずみ男の立ち回りがいいんですよね。ねずみ男の存在は知ってるけど『鬼太郎』をちゃんと見たのは『ゲ謎』くらいだったので、今回ようやくねずみ男のことを知れた気がする。
でも最大の見どころは清々しいほどに突き抜けるクライマックスにあり、元気玉からの日本列島ファイヤーアタックは最高の一言。閻魔大王の「あれこそ地獄究極奥義の頂点、烈闘星覇！（このネーミングよ）」とか目玉おやじの「日本爆裂じゃあ〜〜〜〜〜ッ！！」とか、随所随所できちんとブチ上げてくれるのがまた良いな。しかし『ゲ謎』と同じ監督だったことにも驚いたけど、監修が京極夏彦（エンドロールを見るに声優もやってたらしい）で、更に脚本が三条陸だったとは……。
