カトマンズの掟

夕日と拳銃 日本篇 大陸篇のカトマンズの掟のレビュー・感想・評価

夕日と拳銃 日本篇 大陸篇(1956年製作の映画)
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伊達政宗の子孫、伊達順之助の半生を基にした作品。
華族生まれの伊達麟之助(東千代之介)は狭い日本を抜け出し、広い大陸を駆け回る。
主題歌『馬賊の唄』(作曲・古関裕而)もカッコいいのだ。

・日本篇
育ちがいいだけあって見た目は好青年。意外と女性関係も豊富。憧れの人に「坊や」と呼ばれて恥ずかしがっているのも可愛げがあるなあ。
ただ、それ以上に伊達麟之助ヤベー奴じゃ...人殺しておいて呑気にライスカレー食いに行ってる場合じゃないだろ。
新人時代の高倉健が友人役で出演。

・大陸篇
蒙古・満州独立を巡るストーリー。大陸へ渡った麟之助は馬賊と協力して張作霖との戦闘に参加、軍人となったのちは満州に桃源郷を作ることを目指した。
全体としてアクションは少なかった。というより、やはり女性関係の話が多く、思っていたような展開ではなかった。
劇中歌われる『馬賊の歌(俺もゆくから君もゆけ)』の歌詞は、麟之助にぴったりだ。