りら

ミッドナイト・イン・パリのりらのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画脚本家で処女小説の執筆に悪戦苦闘中のギル・ペンダー が
婚約者のイネスとその裕福な両親とともにパリを訪れます。
ギルはパリに住みたいとさえ考えてましたが、
イネスは真面目に受け取っておらず、聞き流してました。

そんな折、2人はイネスの友人ポールに偶然会い、
ともに街を回ることになります。
イネスはポールを気に入っているものの、
彼が偉そうに語る歴史や芸術の薀蓄には間違いが多く、
インテリぶったポールが
ギルにはどうにも鼻持ちならないのでした。

ある夜の12時、ギルは酒に酔ったまま
イネスやポール達と分かれ、パリの街をうろついていると、
アンティークカーが止まり、
車中の1920年代風の格好をした男女がギルを誘い
その車に乗り込んで向かった先がフランスの芸術家
ジャン・コクトーのパーティーだったんです。

作曲家のコール・ポーターや
小説家のF・スコット・フィッツジェラルドとその妻、ゼルダ
(夫婦ともに有名人)も居て、
そこでギルは、彼が黄金時代と評し、
愛して止まない1920年代のパリに来ていたことに気づきます。

その後もジャズ歌手で女優のジョセフィン・ベイカー、
あの有名なアーネスト・ヘミングウェイとも出会い
ヘミングウェイに自分の小説を読んでくれないかと
もちかけたギルでしたが、ヘミングウェイに
「自分は読みたくないが、
代わりにガートルード・スタインを紹介しよう」と言われ、
舞い上がって
次の夜、イネスを一緒に誘いますが、
真夜中になる前にイネスは「疲れた」と帰ってしまいます。
彼女が帰るやいなや、夜中の12時の鐘が鳴り、
古いプジョーが現れて・・
今度はヘミングウェイが乗っており、
彼と一緒にスタインの家へ行くと、
今度はそこにパブロ・ピカソとその愛人、アドリアナがいて、
アドリアナに会ったギルは、一目惚れしてしまいます。

現代と1920年代を行き来しながら、
婚約者イネスとの関係とアドリアナに魅かれる自分に悩むギル。
シュルレアリストである画家のサルバドール・ダリ、
映画監督・脚本家・俳優のルイス・ブニュエル、
画家・彫刻家・写真家のマン・レイからは、
「それはごく自然なことだ」と言われてしまい、
ますます頭を抱えるのでした。

そして、ギルとアドリアナが初めてキスを
交わした晩、2人の前に19世紀のベル・エポック時代を
思わせる馬車が停まって・・・
・・・・・更に、古い時代にタイムスリップして行った先で・・

って感じの魔法がかった楽しく、かわいらしい映画でした~
タイムスリップして、ギルがやがて気づいたことがあって
結局、自分にぴったりのパートナーを見つけられた
感じになるのでハッピーエンドだし、素敵なお話しでしたよ。
りら

りら