貝

ミッドナイト・イン・パリの貝のレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
2.5
パリ黄金期に造詣の浅い私に言わせると、懐古主義の雰囲気映画ってかんじです。観れないほどつまらないわけじゃないけど、くだらない。過去の文化人達に何喋らせるのかと思えば、大したこと言ってない。ピカソやヘミングウェイや彼らのこと知らんけど、なに言ってんだか、しょうもない。パリ好きの外の人が描いたパリってかんじもするし、パリ文学やアート好きな人にだけウケそうなかんじもある。雨の日のパリが好きだとか言うギル(オーウェン・ウィルソン)もちょっと鼻につきますね。勝手に浸ってください。婚約者イネス(レイチェル・マクアダムス)の友達のインテリ野郎も鬱陶しいけど、ワタシはギルのことも同じくらい好きになれなかった。

しいていうならパリの街並みはそれはそれは美しい。いつぞやのパリを思い出して「あそこ通ったなー」とかそういうのも楽しかった。監督のパリ愛が充分伝わる作品でした。観光前のガイドブックがわりに観るくらいがいいですね。
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