トムザイルft.白蛇神

宮廷料理人ヴァテールのトムザイルft.白蛇神のレビュー・感想・評価

宮廷料理人ヴァテール(2000年製作の映画)
4.0
引き続き料理系映画。んー、やっぱり自分が望んでいる映画じゃなかったけど、普通に歴史モノ映画として楽しめるのでは。

とにかくこの映画制作に投入されてる物量は半端なく、特に美術的観点においては高く評価できる。中でも主人公のヴァテールが国王のためにプロデュースした劇のシーンは圧巻。金のかけ方ハンパないです。

また、劇中の至るところで声楽(オペラ)やハープシコードの音色が飛び交い、当時のフランス貴族社会や文化を上手く再現出来ていると感じた。

作品観るまで知らなかったが、まさか音楽担当があのエンニオ・モリコーネとは恐れ入った。

歴史観点のみならず美術、音楽含めた文化的側面からも見所満載であり、後世に残してもいい作品だと感じた。