なんとなくタイトルが気になり観てみた作品。
主人公が存在しない完全客観視の実験的作品なのか、個人的に若干の締りの無さというか、ダラダラと映る映像に飽き気味だった。
奈良の古い街並みやそこでの生活感等は使用しているカメラと相性が良くシンパシーを覚える。
先述通り、完全に第三者目線で撮られているため、とりわけ登場人物に特別な意味やキャラづけをしているわけではない為、淡々と映された映像が流れているといった印象。
テーマとしては諸行無常的な仏教観をフィーチャーしているのだろうが、シナリオもあってないような感じで、物足りなさを感じたかな。
個人的にはシュンとユウの淡い恋物語に発展してほしかったかな。