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眠狂四郎 女地獄のhummingbirdのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)
4.2
シリーズ10作目。狂四郎は少女に兄が父を殺すのを止めてほしいと頼まれる。脚本は前作から続いて高岩肇。

田中徳三監督らしい高級感のある雰囲気。フレーム内フレームを多用し、一つ一つの場面が決まっている。メリハリのきいたカット割、カメラワークもうまい

お色気要素や狂四郎の命を狙う女が続々登場する、シリーズのお約束も健在。音楽は西部劇風?で、60〜70年テイスト。

悪役の老中に安倍徹、小沢栄太郎、それぞれに助太刀する浪人に伊藤雄之助、田村高廣、女性陣は高田三輪に水谷良重と、豪華キャスト。

大映も末期に近かったかもしれないけど、堂々とした名作(殺陣だけちょっと変わってると思う)。

2020/12/20 監督のご命日に鑑賞
「市川雷蔵祭」
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