自分自身をハゲでデブ設定へ脚色(アダプテーション)するところから始める現実のチャーリー・カウフマンのセンス。書けない様を作品にする8 1/2的手法ながら、色んなジャンルを行き交いつつな展開とかなりエンターテイメントしてるっては構築力半端ないねぇ。で、徹底的にやる自己憐憫の沼(メタファーではなくリアルってのがまた)での泣ける目覚めのシーンとか普遍的なものをバチっと入れて、観客をサラって行く感じとかも実に上手い。役に関してはジェラール・ドパルデューより、いるだけで面白いニコラス・ケイジ×2で大正解。