グラッデン

アダプテーションのグラッデンのレビュー・感想・評価

アダプテーション(2002年製作の映画)
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『POP EYE』映画特集で取り上げた作品。怪作『マルコヴィッチの穴』脚本を手がけた脚本家が、ノンフィクションを原作を題材にした新作脚本の執筆に苦しむ物語。

実際に映画の脚本を手がけたのは主人公=リチャード・カウフマンなのだが、彼の役を演じたのはニコラス・ケイジの虚実混同に加えて、物語の急展開ぶりに困惑。

一方、非社交的で、他人の目を気にする自己嫌悪に陥る中年男性の悲哀だけが異様なリアルを感じた。