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不良少女モニカのneroliのレビュー・感想・評価

不良少女モニカ(1952年製作の映画)
4.0
■イングマール・ベルイマン監督、初期の作品〜🎬■
 
 
ペル・アンデルス・フォゲルストレーム氏原作の映画。
 
原作に基づいて作られているからか、イングマール・ベルイマン色は薄いような…。

いや、そうでもないような…。
 
 
ベルイマン監督作品は、大抵「父親への復讐心」から発生したものであろう。
 
幼少期のベルイマンは、父親から宗教、理性、体罰で全てを支配された。
そんな父親への復讐心を持って様々な映画が作られた。
 
そう考えると同監督は、『不良少女モニカ』の不良性というか、奔放な少女モニカのように生きたかったという羨望の気持ちも読み取れる。
 
モニカの父親は酒飲みで、モニカに体罰を与えた。
家庭環境は最悪であった。
 
この部分にも同監督は共感したのかもしれない。
 
 
 

■10代男女のよくある話〜■
 
 
どんな不良かと思い見てみましたが、そうでもなく、、。
 
10代で何も考えずに、恋愛をしていると起こるような映画でした〜
 
恋愛の先は結婚、妊娠なんて簡単に考えていると、同映画のような結末に、、。
 
 
結婚、妊娠、出産は甘くないです…。
 
経済力、忍耐力、精神力…笑
10代ではなかなか難しい…。
 
10代ではなく、20代でも30代でも子供を育てられなくて外来にいらっしゃる場合も〜
 
 
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