マッサージ屋2号店

伊賀忍法帖のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

伊賀忍法帖(1982年製作の映画)
2.0
戦国時代。
松永弾正(中尾彬)は主君である三好義興(松橋昇)への下克上を密かに企み、三好の妻・右京太夫(渡辺典子)をものにしようとしていた。
弾正は妖術僧の果心居士(成田三樹夫)と5人の妖術使いの力で惚れ薬を作る事に。
その媚薬を作る上でその血筋の生娘が犯された時に流す涙が必要とされた。
右京太夫の生き別れの双子の妹・篝火(渡辺典子)は伊賀忍者・笛吹城太郎(真田広之)の恋人として生きていたが、その陰謀の為に妖術使いに拉致され・・・。

この映画の存在は知ってましたが、長らくスルーしてまして今回初鑑賞しました。
渡辺典子のデビュー作という事ですが、ちゃんとキスシーンもこなし大物の片鱗を見せてます。
そもそもいきなり1人三役(右京太夫、篝火、鬼火)とはかなりのプレッシャーだったでしょうが、見事に三役を演じ分けていたと思います。

ストーリー的に序盤からいきなりヒロインだと思われた篝火が拉致られ、重い展開…というかホラーな展開に!
そんなからくりで犯されるとかひどい描写なんですよね。

で、城太郎の復讐が始まるわけですがイマイチすっきりする展開でもない。
ラストもそれでいいのか?と。
てか、成田三樹夫演じる妖術僧は何が目的だったのかよく分からないし。

ちなみに千葉真一と真田広之の師弟コンビのアクションはキレッキレでした(笑)
かっこいい!

CGが無い時代にセットとして作った東大寺など、お金のかけ方も素晴らしいです。