ずっと観たかったイザベル・アジャーニ。
偉大すぎる父、ヴィクトル・ユーゴーの次女という肩書きを捨てたくも捨てきれないアデル。
名前を偽って、愛した男、ピンソン中尉を追ってガンジー島からハリファックスの港に降り立つ。
たまたま見つけた下宿の女主人は、彼女のことをユーゴーの娘と知らずにとてもよくしてくれた。
彼女の庇護のもと、狂気的にピンソンに付きまとう。今で言うストーカーです。かなり重症の。
なんというか、そこに愛は感じられず、エゴのかたまりのようなんだけど、19世紀の女性像において、愛を貫くことって重要だったんじゃないかしら。姉の死も彼女の心の病に大きな傷を残していたし。
だから、可愛くて、赦してあげて欲しくなるのです。
ピンソンにはお気の毒だけど、たいした男じゃなさそうだし(外見だけはこの上なくセクシーな美談し😍)
しかし若い頃に出会わなくて良かった。わたしは感化されやすいから。