このレビューはネタバレを含みます
①2024年2月27日、図書館レンタルを1人で鑑賞
母とみたかった
平成の画質で、荒くて古いのが落ち着く映像
かとうかずこって、いいお母さんの雰囲気ぴったりだね。主役の女の子の半身麻痺とかの演技うまい。
2度とも亜也は診察室に入らず母親ひとりで医者の説明を聞いたんだね。そのシーンだけでもうっとこみあげるものがあり、あと亜也ちゃんが帰りの車で天真爛漫というか呑気なせいで、さらに見てる側が泣かされるね。
素晴らしくいい女医先生と出会えたんだね。「どんな細かい事でも教えてね!」と言ってくれる女医と母親。とても愛されてて羨ましい。
進学?した先の同級生のボーイッシュな女の子も「周りに頼りな」と男前に助けてくれるし、道端で急ごうとして顔面から転んでしまった時も近くのお店のおばさんが急いで駆けつけてくれた上に、うちで母親の迎えまでいさせてあげる!って。いい人たくさんに恵まれて生きたんだね。
健常者の学校から養護学校に転校しないといけなくなった時に母親と亜也ちゃんが泣いて「そっちでがんばろうよ」と肩を抱き合うのが自分と私の母親にだぶってつらかった。
養護学校の女性教員が腹立つな(寮母さと)。「訓練です!立ちなさい!」健康な人に何がわかるんだよ。がんばる事とがんばっても出来ないことの線引きが出来ない癖に偉そうに言われて悔しい。
亜也ちゃん片思いの看護師が同僚と仲良さそうにしてて、でも自分は萎縮?した左腕と麻痺した左半身、そして車椅子という惨めさ… わかるよ。
あー女医先生、「結婚はむずかしい」ってはっきり亜也ちゃんに言っちゃうんだ残酷。。
亡くなる頃までのシーンは描かれてなくて。気を失った?亜也ちゃんがベッドで目覚まして、母親のかとうかずこが手を握って2人がやさしく会話をかわす。そのシーンで終わり。
②2024年2月27日、初めて母と鑑賞
「気にしないで皆に助けてもらいな。この世の中どっかで皆助け合ってんだから」男前でかっこいい。
とても心が綺麗。同じ「生きる」なら、こんな風に世界が美しく見える心でいたい、そう思った。
養護施設で演劇やった舞台が、前に見ようと思ったことのある「森は生きている」だったのね。これの事か。
入院患者の男性たちのアイドルになってる亜也ちゃん。お花をプレゼントされる。知らず知らずの内に誰かの勇気になっている。私も手術した時の関○先生を思い出した。
中庭にいる小林先生を見つけた時の顔が本当にキラキラして恋する乙女だったので女優すごいと思った。
信号が間に合わないとか電話のボタンが押し切れず間に合わないでツーツーと鳴るとか悔しくて切ない。亜也の電動車椅子に向かって言った「もう動けないんだね」は車椅子に言ってるのと自分の体にも言っていて哀しい。
最後は亡くなるシーンないと思ってたけど2度目見たら、ベッド上の亜也と「がんばろう生きよう」と励ます母のシーンで終わり、最後に富士山?のカットが入りテロップで「25歳で亡くなった」と表記されています。
◆母の感想◆
短い命だったね。もっと生きたかったのにね。なんでこんな病気があるんだろうね。一生懸命生きたね。