ふたば

ビッグ・フィッシュのふたばのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

2024年4月5日より前
購入した中古DVD

ナマズみたいな大きな魚が暗い池を泳ぐシーンで始まる。なぜこの映画のタイトルはビッグ・フィッシュにしたんだろう?主人公らしき男性ら新郎?なんかジョーカーのホアキンが若い時こんな顔だったのかな?似てる。

「恥をかいたのは父さんだよ」って即答できる息子素晴らしい人格に育ってるね。てかパソコン画面うっす。この頃、WindowsとかMacじゃないん?あれ?ユアン・マクレガーに主人公変わってるw さっきの息子なんだったんだ。→あぁ、ユアン・マクレガーが父さんの若い時期を演じてるのか。

魔女の目を見せてもらうと自分の死に方が分かるのか。こういうのとか凄く新鮮で私には価値ある映画。

化学治療だからたぶん癌?の父親とは、結婚式の揉め事以来口を聞いてなかったが、病状がよくないので実家に帰省して再会。お父さんが「お前も俺も話好き。俺は口でお前は文章」というセリフ、文章も話すことに含まれた価値観が嬉しかった。

水槽が大きければ金魚も何倍にも育つ、という例えもヒントを得たような気持ち。

チェ・ホンマンみたいな巨人が洞穴で暮らしてて町の家畜とかを食べてしまったんで若い頃の父親は説得して都会に送り出す。この巨人本当の巨人症の俳優を使ってるのか合成か?

また出た名言。釣られない魚が1番ビッグになる、って。

▶2024年4月10日
メンタル悪化や急な高熱など続いて映画どころじゃなかったが、今日少し体を動かして体調いいので再鑑賞。

町を荒らす巨人と旅に出てから、知らない街に迷い込んだ所までの間が繋がらなくて話を見失ったw

都心までの旅の最中、サーカス団と出会い、巨人はサーカス団に見込められた?そこのサーカスの小人がチャーリーとチョコレート工場のウンパルンパのおじさんかな?さっきの知れない街の母親役もチャーリーとチョコレート工場で工場に招かれた母娘の母親に似てたな、顔面が強いひと。

サーカスで将来の嫁になる女性をみたが。時間が動き出した途端に見失い、サーカスで働きながらその女性のことを団長から教えてもらう事に。…団長うさん臭い臭いプンプンするのによく信じてサーカスに入団したなw ひとつひとつ、彼女のこと団長から教えてもらい、3年後に名前を知って家を訪れて告白。「あなたと僕は結婚するんです」…いや普通に怖いでしょ。この女性、前田敦子に似てて美人だなぁ。あっちゃんのブロンド版みたい。

しかし既に婚約者がいた彼女。だが、しかし負けじと猛アプローチするユアン・マクレガー。彼女も次第に心を許していくが、そこに婚約者登場して、殴られてボコボコにされた。だが、しかし婚約者は先天的に心臓の弁が弱く発作で死んでしまった。運がいいのね。→そして殴り返さないユアン・マクレガーを見て、婚約者に婚約破棄を伝えて、元の挙式の日に新郎だけ変わってユアン・マクレガーと結婚した。美女は性格のいい男に惹かれて結婚する。おお、これはのび太としずかちゃんの話と一緒だな。このシーンで庭いっぱいの黄色い水仙をみて、はじめて水仙をキレイだと思った。

いやお父さん!あんだけ美人を口説き落としておきながら世界を旅して仕事しながら不倫してたのかよ。と思ったら恋してたのは、昔立ち寄った街の少女だった女性側だけで、キスを迫られたがユアン・マクレガーは断ったんだ偉い。

いよいよ発作を起こして死が迫る父親。かつて魔女の目の中でみた自分の死に際。頭の中は宇宙と同じ。どんな世界だって想像出来る。死ぬ時に自分の描いた世界の中で死んで行けたら幸せだなぁ。その点、鳥山明はどうだったんだろう?意識あったのかな?

そして父が死んで、葬儀にて、昔話に出てきたサーカス団長のモチーフになった男性、下半身が繋がった双子の女性(実際は繋がってない健常者の女性2人)が参列。自分の人生で出会った人たちを脚色して、面白く話してたんだね。彩り豊かな、バラ色の人生。

「そして彼は永遠に生きる」
沼のような場所を写して、終わり。

父親のホラ話は、生きた証であり、生き方だった。個人的に現時点で2024年に観た映画で最も素敵な刺激を受けた映画だった。
ふたば

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