ふたば

エバーラスティング 時をさまようタックのふたばのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

2024年4月11日
購入した中古DVDを1人で鑑賞。ビッグ・フィッシュを観た流れで続けて鑑賞。

Disneyのタイトル流れた。これディズニーなんだ。てかメニューに出てる家のデザインが、私が小学生の頃とかに昔のユザワヤで買ったクロスステッチキットのデザインと似てて懐かしい。どこの国が舞台だろ?→調べたら「イギリスの児童小説家ナタリー・バビットの「時をさまようタック」をもと」って事はイギリス?→フランスかい!

「フランス人は美が大事」か… 夜中に柿ピー食べながら洋画みるのが生き甲斐の私には無縁だな。米がうまい。永遠に生きられるなんて未来の話かと思ったけど開拓時代とか。人は経験でしか物語も作れないのか、と物語のテッペンが見えてしまった気がした。

自分ちの広い敷地の森の中で、木の根元に湧き出る?水で顔を洗ってるタックを発見。19:26→26:01までディスクが飛ぶ。お店に連絡しないと。

有名なシーン。2人が手を繋いでバシャバシャ走るところ。こんなの恋に落ちるよな。女の子、スカートが水を吸って重かったろうな。こんな物心ついた男女が2人きりで遊ぶって本当に世間知らずの娘なんだなってよく分かる。あらら、世間知らずの娘からキスしちゃったよ。そういう事は知ってるのね。

この手の話って、私もう若い時に高橋留美子の人魚シリーズ読んでるから目新しくないんだよね。だいたい全員は上手くいかなくて、水が体質に合わなくて命を落とす人とかも出るのよ。

なんか必死に「水を飲んで永遠の命になった事のつらさ」を語るタックの仲間?がいるけど、セリフっぽくて冷めるなぁ。長生き出来るのに越したことないよ。「死ぬのは怖くないよ。怖いのは生きることを止めた人生の方だ」これも、あーはいはい、よく聞くヤツね、またこのセリフか。って感じでつまらない。

お婆ちゃんがベッドで呼吸が浅くなって寿命が付きそうなシーンで母親がお婆ちゃんの胸に顔を埋めて甘えてるの見て涙でちゃった。私もお母さんにそういう日が来るのかな?

結局、少女は永遠の命を授かる泉の水には口をつけず、妻になり母になり命を全うして墓に入った。後に約束したタックが戻ってきて少女の墓を見つけて、「彼女はそっちを選んだのか」と納得して空を見上げるシーンで終わり。

想像したより何倍も、あっさりした映画だった。いつの間にか終わってしまった。現実は永遠の命も泉の水もないから悩む必要すらない事。悩むくらいならまず永遠の命を作ってみろ。

評価高かったから期待したけど、そんなに美男じゃないし。恋も描き方が浅いし、全体的になんか薄かった。
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