近藤りょうや

サイコの近藤りょうやのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
4.0
ずーっとヒッチコックという名前だけを知っていて、ヒッチコックってなんぞや?状態だったのですが、そうか、映画監督か、サイコって聞いたことあるな、観てみよう。となって鑑賞。

1960年の映画か?と疑うほどの練られた脚本、展開、演出で素晴らしかったです。

あらすじも知らずに見たので、前半はマリオンがお金を奪って逃げてる話で、警官や中古車ディーラーがやけに怪しく見える。逆の立場からしたら、マリオンが不自然で怪しく見えてたんだろうな。

後半からは展開がガラッと変わり、
ノーマンとお母さんがどちらか犯人なのだ、みたいなことは考えながら観るんですが、ここで最後に、「サイコ」というタイトルが生きてくるんだなと。

まさかノーマンの中にノーマンの母の人格も作っていて、という展開は面白かった。。。

カメラの動きも独特で、本当に映画の魔法で没入感溢れ、緊張感あるシークエンスの連続。


ここまで古さを感じないとは思いませんでした。

ヒッチコック、色々みてみよう