このレビューはネタバレを含みます
15年くらい前にTVでやっていたのをチラッと見たことがあったっきりで、名作だとは聞いていたが初視聴だった。
有名なバスルームでの殺人シーン、全く包丁が刺さっていなかったのでただ襲われただけかと思っていたが、まさか上映時間半分程で主人公だと思っていた女性が死んでしまうとは思いもしなかった。
正直、母親の正体はすぐに分かってしまったが、トリック自体は面白かったし、これを1960年にやったということが凄いんだろうな。母親の登場、恐怖のBGMを1音だけで表現するのも素晴らしい。
モノクロだったのに全く古さを感じさせない、名作の名に恥じない良い映画だった。
個人的には、私立探偵が襲われるシーンが1番好き。
アルフレッド・ヒッチコックの作品は初めてだったので、今後の楽しみが増えた。