1991年に製作されたロシアの田舎の情景を描いた作品。やる事もなく、行く場所もない。変わらない生活・毎日に疲れた人々。変わらない顔ぶれ。ロシアならではと言わざるを得ない、シュールさとリアリティーを描いた作品。

家に映画パンフレットが残っているが、内容はすっかり忘れている。でも面白かった印象が残っているが…。

退屈なロシアの田舎町。こんな閉塞的な街から逃げ出したい、との思いが、つい、この街を出て仕事に就く、と口走ってしまう。街の人々から祝福され、後戻りできなくなる。よくある話で、寅次郎なら押し入れに隠れ得ているところだが…。ユーモアと苛立ち、脱出願望。
シネヴィヴァン六本木にて