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人間に賭けるなの一のレビュー・感想・評価

人間に賭けるな(1964年製作の映画)
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競輪で破滅する渡辺美佐子が出てくる映画は漏れなく最高。『競輪上人行状記』とこれしか知りませんが。クールに登場したはずの美佐子がどんどん自らの熱に呑まれて盲目的に執念をバーストさせていく姿がホントにかっこいい。覚悟しかない。惚れ惚れする。雨のなか川地民夫に車券の束投げつけて、ズブ濡れのまま藤村有弘とラーメン食うシーンがなんだかイイ。その後のベッドシーンのアヴァン演出と“天国と地獄”で踊り狂う美佐子。どうかしている。
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