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アバターのmusicboxrockのレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
4.6
続編に向け自宅シアター@3Dで鑑賞。
IMAX 3Dが再上映されてたけど、自宅の100インチスクリーンで充分大迫力で楽しめた。

公開は2009年。公開当時映画館で観た以来だが、こんな覚えてないかってくらい内容忘れてた。印象的なシーンはいくつも覚えていたから、当時はとにかく映像と3Dに圧倒されたんだろうな。

改めて鑑賞して再確認したのは、10年以上経った今でも他に類を見ない圧倒的な映像美だということ。当時は飛び出る映像の印象が強かったが、改めて見るとギミック的な絵作りは殆どなく適切な場面で適度に3D化されてる。正直未だにこれを超える3D映画ってないんじゃないかとも感じる。
幻想的なパンドラの森や魂の木のシーン(ちょっとチームラボっぽい)とかイクランと初飛行するシーンとかとにかく凄すぎて改めて感動。

あと人間系の装備が改めて意外とメカメカしてて楽しめた。メカの造形とか動きとかかなり細かいところよく出来てて素晴らしい。

ストーリーも再鑑賞によりとても深く入ってきた。展開に乱暴なところはあるし、コロニアリズム的な単純な話でもあるけど、2022年的な感覚ではその分かりやすさが逆に好印象。最近は敵味方はっきりしないことが多い中、人間はとことん悪に描かれててこの分かりやすさは改めて気持ちいい。ここの人物描写とか心象展開はしっかりしてて、この辺はさすがジェームズ・キャメロンという感じ。
その悪玉の頂点が大佐なわけだけど、一企業のお抱え軍隊な割に悪過ぎやしませんかwあそこまで先住民の文化の破壊に猛進するのはトラウマティックなモノを感じた。強すぎるしww

初めは造形含め違和感あるナヴィ族も観進めるうちに違和感なくなり人間より人間らしく見えてくるのは初鑑賞時と同じ。ネイティリはやっぱりセクシーで魅力的だよね。MCUのガモーラといい、ゾーイ・ザルダナは素顔じゃなくても感情移入できる素晴らしい女優と再確認。
トゥルーデイ役のミシェル・ロドリゲスもいいキャラなんだが、次回作も配役されてるってことは生きてたってこと⁉︎だとしたら嬉しい。

ということで、ウェイ・オブ・ウォーターに向け準備完了。ワカンダフォーエバーも民族世界・水世界だったけど、中途半端だったし、やっぱりアバターに大期待。

世界一の興行収入は伊達じゃない。ぜひ再鑑賞がオススメ。
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