1978年のフィリップ・カウフマン監督作品。原題は"Invasion of the Body Snatchers"。何度もリメイクされてる。
ジャック・フィニィのSF小説『盗まれた街』が原作。見知った人が突然別人のように感じられる恐怖、周囲の人間を信じられなくなる不安感はいつの時代も共通らしく、これまで4度リメイクされている。本作はその2作目。コロナ禍の今観るとそれはそれで考えさせられる。
ドナルド・サザーランド、レナード・ニモイに加えて若き日のジェフ・ゴールドプラムが出てる。Painted LadiesやPowell St.などサンフランシスコの風景がたくさん出てくるので懐かしい気分になった。
本作の見どころは、物語序盤からちょいちょい見切れる「地球の友」、植物複製人間、人面犬、ヒロインの末路、そして最後のサザーランドのあの表情。作りはB級でも印象に残るシーンがいっぱい。SFファンなら観ておいて損はない。
人間が別の生命体に乗っ取られるっていう発想は古くて新しい。The Hidden然り、MIB然り、映画だけでなく名作SFマンガ『寄生獣』もアイデアは似てる。あと、今回観直して気づいたのは、高周波のような不思議な声で攻撃するってRaised by Wolvesのネクロマンサーの元ネタこれじゃないのかなぁ?
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