MoscatoBianco

霧の波止場のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

霧の波止場(1938年製作の映画)
2.5
パナマ亭が渋い。ボロい。
亭の大将も渋い。画家はウザい。

ヒロインのネリーは17歳! 全然そうは見えません。20代半ばかと思いました。でも実年齢も18歳でした。

この未成年者に夢中になってしまうのがジャン・ギャバン演じる主人公(役名もジャン)。実年齢34歳。でもアラ還に見えます。なぜモテるのか理解不能なおっさん。

更には"老いぼれ"と言われてしまうような義父までネリーにご執心。
ネリーさんは、おっさんやじいさんを惑わす魔性の女ですね。

リュシアンは切れキャラです。いいとこのボンボンなのですが、イキりまくりです。でもジャンには弱気。平手打ちされて泣きます。

けっこう背景がよくわかりません。
ジャンはなぜヴェトナム駐留軍から逃げたのか? なぜ本国フランスに戻ったのか? ネリーはなぜそんなに義父が嫌いなのか?
で、モーリスって誰やねん?
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