ぺんじん

スペルのぺんじんのレビュー・感想・評価

スペル(2009年製作の映画)
4.3
主人公は田舎の農村出身だけど、今は銀行の融資部門で頑張って働いている若い女性。元々心優しい女性だったが、アジア系男性とのポスト争いに一生懸命になるあまり、ジプシーのような見た目の汚い老婆のローン返済期間延長のお願いを断ってしまう。支店長の指示により断ったとはいえ、老婆は主人公に敵意を剝き出し!老婆は主人公に呪いの言葉を吐きながら、警備員につまみ出される。その後銀行の駐車場だけでなく、主人公の家まで襲撃する老婆!老婆とは思えないパワーに主人公はなんとか抵抗するも、呪いの力は執拗に主人公を追い詰めるのだった…。
この映画を観てしみじみと考えるのは、誰かの指示があったとしても自分の信念や優しさを捨ててはいけないという事だったりする。主人公は上司からの指示があったという事を言い訳にはしているけど、実際はローン返済期間を延長できる余地はあったのかもしれない。何かを決断する時に誰かのせいにしながら選択をしてしまうと、結局その結果は自分に返ってきてしまうのだ。映画って人生ですね~。(しみじみ)
寓話的なストーリーは勿論、サム・ライミ印の不謹慎ドロドロ表現も抜群!老婆の両目、体液、入れ歯が主人公に向かって飛んでゆく!厳しい世の中だけど、いつでも優しさを忘れずにね!いやぁ、イイ話だなぁ~…嘘です…ネコちゃん…

https://movietoybox.com/archives/2024/12/30/4342/#%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%EF%BC%882009%EF%BC%89
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