シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
フリッツ・ラング監督のトーキー作品。
オリジナル『怪人マブゼ博士』(122分)が日本公開にあたって編集されて『殺人指令』(83分)として公開された映画。確かに『殺人指令』というタイトルが表示される。
1935年日本公開の映画なので、字幕が戦前表記。(難しい漢字多数、~でせう。等々あったが、読めないことはなかった。)
「天才医学者マブゼ博士は狂って精神病院に入れられたのだが…」という字幕に続いて、贋札工場の風景、そしてローマン刑事部長に1本の電話がかかって来る場面。
ここから、ローマン部長と姿の見えない指令者…マブゼ博士との追いつ追われつドラマが始まる。
なかなか面白いクライム映画であった。