ナオ

お茶漬の味のナオのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.1
theブルジョア女な妙子、いけ好かね〜ッと思ったけど急にあんないじらしく素直になられちゃ敵わんのよ、振り回されたい...
二人でいそいそと用意してお茶漬け啜るのめちゃくちゃ良いなあかわいいなあ
お茶漬けに限らずとも何かを一緒に食べて美味しさを共有するのって本音を言い合うにはもってこいなのかもしれないね
そしてやっぱり私は小津作品のちょっと気が弱くて物腰柔らかい男性像にニコニコしてしまうのだ...!

池の鯉を夫に例えるシーン、嫉妬する女友達を「ツノ生えた!」とからかうシーン、感動的な夫婦の和解を翌日ペラペラ語って聞かせるシーン(妙子という女〜!)...今作も女性陣がかしましくて微笑ましかった

トンカツ屋の『カロリー軒』というネーミングセンスに脱帽🐖通いたい!

(そういう時代と分かっちゃいても、妙子「だめよ、結婚しないなんて。あんた何歳だと思ってんの」節子「21よ数えで23」というやり取りにはドヒャ〜となった)
ナオ

ナオ