名前はまだない

お茶漬の味の名前はまだないのネタバレレビュー・内容・結末

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

今まで観てきた小津作品とは打って変わって、当時からしたら凄く未来的な夫婦の形だと思った。
後半、奥さんの表情が柔らかく、可愛らしい印象に変わった。
この夫婦関係になんとなく、フェミニズムを感じた。
「分かってくれれば良い」は上からで少し乱暴に思うけど、「分かってくれたなら有難い」という表現。言い方一つで凄く思いやりのある言葉だと思った。
こんな旦那さん、居たのでしょうか。現代においても居るのでしょうか。