鳥になりたかった男バーディの話です。
ピュアな存在。
たまたま人間に生まれて、戦争にまで駆り出されたバーディ。彼にしてみれば迷惑この上ない人間界である。
教室でオモチャの鳥がパタパタ飛ぶ。
バーディはあのオモチャみたいだ。
そしてバーディはまったく女性に興味がないこと。この映画を観た当時、若い男だった自分は、そんな男もいるのだと新鮮に感じ、モンモンと悩まなくていいなぁと思った。煩悩がないからピュアなのだ。
ニコラス・ケイジがいい奴で、彼はこの頃はカッコ良く見えた。後に不気味な個性派になっていくなんて予想できなかった。
ベトナム戦争を扱っている映画なのに、どこかポップで突き抜けている。