バーディの作品情報・感想・評価

「バーディ」に投稿された感想・評価

Gatt

Gattの感想・評価

3.7
ベトナム戦争ものというわけではなく、2人の青年の友情を描いた作品。
バーディは、かなり変わっている。鳥への憧れと執着心のある青年の、ショックによる逃避行動。治療を試みようとする医師たちは、親友を呼んで心を開かせようとするが、、
傷ついて戦争から来ても、居場所などなく、それぞれでもがく青年たちの姿でした。
一風変わった映画ですが、意外な点も含めて希望のあるラストだった。
al

alの感想・評価

3.7
アラン・パーカー監督作品。主演のお二人が若い。

幼い頃からの親友バーディとアルは共にベトナム戦争へ。負傷したアルは本国へ帰還し、海軍病院にてバーディと再会するが、彼は檻のような精神病棟で鳥のように佇み格子窓を見上げていた…。

ベトナム戦争を題材にしているが、反戦や帰還兵の苦悩というよりもバーディとアルの友情に焦点を当てた作品。

幼少から鳥に異常な執着心を持っているバーディと女性にモテたい欲の強い、いわゆる一般的な青年アルの関係性が独特で面白い。

マシュー・モディーンの目で訴えかける演技が印象的。
ラストは胸がじんわりあったかくなった。
友情モノの映画。

見ているうちに、かつての二人の関係に戻って欲しいと自然に共感してしまう。

映画の中で頻繁にフェンスで囲まれたところにいたり、下から天井まで写すようなショットがあったりして、鳥とオーバーラップさせているシーンがたくさんあったのが印象的。

このレビューはネタバレを含みます

<反戦、友情、そして最後に語るものは?>

ベトナム戦争でPTSDを発症した青年と、彼の心を取り戻そうと努める親友の友情物語であると共に、優れた反戦映画である。
現在と過去を交差させるストーリーと、畳みかけるような展開には目が離せないし、基本シリアスな中にコミカルな要素を挿入する演出の巧みさには目を見張るものがある。
鳥は“飛翔”の象徴、少年期に夢見た“鳥になること”は自由への憧れであると共に、現実からの逃避、離脱だったかも知れない。
だからラストシーンでは、バーディが鳥になって羽ばたいたように見え、あわや自殺か?と思いきや、下階のバルコニーに着地していたというオチに行き着く。
このシーンで、映画を観ていた観客の多くが腰を浮かせたというエピソードを読んだ記憶がある。
ラストのバーディの笑顔があまりに唐突で、かつ呆気ない幕切れで、今一つ腑に落ちないという否定的意見もあるが、暗く重い内容に耐えてきた観客に、安堵と明るい笑みがもたらされたことは確かである。
精神病棟という鳥かごから飛び立ったバーディは、空には飛んで行かず、地上の現実の世界で生まれ変わろうとした。
ラストシーンの解釈で、映画の印象、余韻は大きく変わってしまう。
少年時代からバーディに振り回されてきたアルだが、最後までハラハラさせられ、でもこの笑顔は本来のバーディに戻った証しであり、空に飛べずとも、この地上で二人して生きていける、少しだけ明るい未来を示したものである。
※映画のあらすじは『偏愛的映画案内』をご覧ください。
https://henaieiga.net
DK

DKの感想・評価

3.2
友情モノ。

ラストのシーンが日本のドラマにありそうなシーン。
A

Aの感想・評価

3.6
ベトナム戦争により、口を利かなくなってしまった鳥になりたいバーディと顔に大きな傷を負ったアル。辛い現実に対して、回想される過去は馬鹿らしくて爽やか。
あのラストのために2時間かける価値は十分にある。あれが平和の究極形であってほしい。きっと忘れることはない。
itch

itchの感想・評価

3.0
やられた...
いや決して読めない展開ではないはずなんだけど
それまでの積み重ねであれは...カジュアリティーズのような胸に染み渡る爽やかさとはまた違って
カラッとしていて、これはこれでいい!なんかね、すごい救われる!
やったぁー!!って笑いながら踊りたくなる...(笑)

同監督によるピンク・フロイドのザ・ウォールと併せて観たくなる...(笑)

このレビューはネタバレを含みます

バーディすきだな…
アルといっしょに、どうにかあの頃のバーディに戻って欲しいと願ってしまう。
ふたりでいろいろ馬鹿やったりしてるさわやかで楽しい回想シーンから、暗くて苦しい現実に戻されて…を何度も繰り返しながらも確かに観客の心に刻まれるふたりの絆。
ラストの屋上のシーン、覚悟しました。笑
反戦映画と受けとる人もいるかな?鳥のように生きる。というのは比喩の一面と、バーディはガチという部分と。狂ってるのは世界の方だとしても新天地などどこに?ラストは単純にビックリしたけど、受け取り方は人それぞれやろうなあ…。
haccabee

haccabeeの感想・評価

4.0
20190427再鑑賞
ラストシーン以外完全に忘れていた(笑)。とはいえ笑い事ではない内容なわけで、ヴェトナム戦争に駆り出され顔を負傷して復員したアルは、同じくヴェトナムでの凄惨な経験から心を閉ざした親友バーディの回復への協力を依頼される。しかしバーディはアルの呼びかけにも答えない。アルの方もPTSDに悩まされ、バーディと過ごすうち段々と自らの心の傷に向き合っていく。高校時代、ひたすら飛ぶことに執着したバーディと、一方女子の尻を追いかけていたアル。そんな若者たちが戦争で傷つき、魂の居場所を求めて苦しみもがく。上官たちは彼らを理解することがない。バーディは常に自分の心に正直だ。そしてアルとの友情は変わらない。人をくったラストシーンはまさに魂の救済、というか解放。
えっ、マシュー・モディーンがニコラス・ケイジよりずっと年上ってマジで。役者さんすごいな。
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