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孤児ダビド物語のlemmonのレビュー・感想・評価

孤児ダビド物語(1935年製作の映画)
3.4
一人の男の子の成長を楽しむ映画。

この映画、観たかったが、ドキュメンタリーなどで稀に紹介される際に、あのかわいいフレディ君が、いかにも意地悪そうな男に追い詰められるシーンがよく紹介されていて、見る前から勝手に億劫になっていた。

観てみるとそんなことはなく、キューカー監督のテンポの良い演出も冴え渡り、楽しく観れました。物語は少してんこ盛り過ぎたかなあといった印象。

とりわけ主人公に淡い恋心を抱くアグネスのささやかな表情の捉え方が素晴らしかった。大叔母とアグネスに主人公が語るシーンはそのさりげないアグネスの切ない演技にグッときました。
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