たこ

ダンサー・イン・ザ・ダークのたこのレビュー・感想・評価

1.0
鬱映画と言われてますが、僕は食らいませんでした。BGMなく進む映画って、それなりの雰囲気がないと辛く感じます。風の音とか、土を踏む音とか、布の擦れる音とか、何もない空間にもなんとなく聞こえる雑音とか、そんな環境音がほしかったです。ミュージカルシーンも、こんなにもキラキラしていないことがあるのかという感じでした。ザラザラの画面と、絶妙に気持ち悪い音楽が不快さを増していました。パーカッションがほんまに気色悪い。ギリギリ成り立つレベルまで引いたのもおもしろかったけれど、ミュージカルはやっぱり画の華やかさと壮大な音楽がある方が好きだと思いました。何かと図々しかったり、がんばってるけどそこはちゃんとせえへんねやみたいなところがあったりして、セルマはなんとなく苦手な感じでした。図々しさで言うと、僕の祖母は全日本強化選手レベルです。めちゃくちゃ貧乏やけど、そういう「かわいそうな」人の周りって、謎に助けてくれる人が集まってきます。しかもその人らもそんなに裕福ではないのにすごい施してくれます。多分やけどイスラム教徒です。知らんけど。
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