何年も前から気になっていたけれど、家では途中でストップする自信しかなく、観る決心がつかなかった。
日本では最後の劇場上映と知り、映画館でなら否が応でも最後まで観るだろうと思って行ってきた。満席なんて何年ぶりだろうか。ビックリした。
ミュージカルは明るくて元気でハッピーなもの！というイメージは自分の思い込みに過ぎなかった。
主人公の空想シーンではちょっぴり明るい雰囲気のミュージカル仕立てになっているとはいえ、こんなシチュエーションで！？と驚くばかり。定義から覆されてしまった気がする。
今よりもずっと移民やハンディギャップに対して差別や偏見があった時代の話。本人の気持ちや考え・行動の意味をしっかり受け止められる自分でいたいと思った。
映画の奥深さをまた知ることができたから、この作品を見てよかった。でももう二度と見たくない(笑)
母から人生と命をかけて届けた息子への愛。
真面目にコツコツと努力をしている人が、どこかでどうか報われる世界であってほしい。
