このレビューはネタバレを含みます
雨と雪がそれぞれの経験を経て自我を持ち、幼少期を見る限り進むであろうと予想した道とは違う道を歩んでいったのが印象的だった。
この映画自体の第一印象は、
計算し尽くされているなというイメージ。
雰囲気に合わせた3Dに見えるようなアニメーションの使い方だったり、主人公が際立つような色使い、視聴者が気持ちの良いタイミングでの音や台詞の入れ方だなと感じた。
基本的に主人公以外は口を荒げない登場人物が多かったが、効果的な台詞によって情がひしひしと伝わってきて涙する場面が多くあった。
エンドロール次の歌は、母から子への最後のメッセージのような気がして歌声の温かさと相まって特に込み上げてくるものがあった。
私も自分が親になったら、自分の考えを押し付けすぎず、子の気持ちを大切に、生きたい人生を歩ませてあげたいと思った。
おじいちゃん優しい