ルサチマ

ひき逃げファミリーのルサチマのレビュー・感想・評価

ひき逃げファミリー(1992年製作の映画)
4.7
コレは凄まじい和製コメディ映画の傑作。パルムドールあげます。
父親のひき逃げ隠蔽工作のために家庭で全力で車を解体していく工程が家庭から近所、学校、会社まで波紋をよんでいく様はヒッチコックの「裏窓」そしてエドワード・ヤンの「恐怖分子」を思い起こしながらもあくまで根底にある笑いは貫かれ続けることで、安易な社会風刺ドラマに成り下がることなくラストのカメレオン車で走り出す最高ロードムービーの予感をさせてくれた!
車の墓場的な廃棄場所は軋轢まくりの激ヤバカタルシスロケーション。
ロベール・ブレッソン 「白夜」、柄本佑「ムーンライト下落合」に匹敵するバカでかい月が2回出てくる。
ルサチマ

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