さすらい農場

反撥のさすらい農場のレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
3.6
【Repulsion : 反発、嫌悪、撃退】
冒頭の揺れる瞳のドアップが美しくも
中心の黒点に底無しの闇を見る
カトリーヌ・ドヌーヴの凄み
神経衰弱ギリギリの女
ひび割れ、ホコリ、時計の音
壁の向こうから響く声
不安と潔癖とドンタッチミーなサイコスリラー

お皿に盛られた哀れなウサギちゃん(料理)を冷蔵庫から解放した辺りから、本格的に壊れ始める…
美しいキャロルに惹かれる男たちは、ブンブン群がるハエと同類項

美女の悪夢が現実になる
重度に[心]が崩壊していく描写がリアル

危なっかしくて痛々しくて、助けたいけど
とてもじゃないけど近づけない!