映画 反撥(1964)イギリス/105分
監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロマン・ポランスキー
ジェラール・ブラッシュ
主演 カトリーヌ・ドヌーヴ
凄い......ちゃんと怖かった。
数少ないセリフの中できちんと状況が分かるのが素晴らしい。潔癖症と男性恐怖症なのかな、主人公が徐々に精神的に壊れていく様子がドロドロしていて良かった。
出てくる男が醜いのが多いのもあってか、そういう環境下で生活してしまったのもあって、キャロル自信が追い込まれていく恐怖というのがサイコホラーに適していた。
性被害、性差別、性的暴行、性的搾取、この時代でよく描けたな。
あと不安なカメラワークが凄い。壁から生えてくる手もかなりのインパクト。
面白かった。
キスをされて口を拭う様子や、うがい用のコップに姉の不倫相手の歯ブラシが入っていたり、呆然としてしまうのがリアル。
