砂場

反撥の砂場のレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
3.2
はじめてのロマン・ポランスキー監督作品。原題はRepulsionで、「反撥」のほかに撃退、拒絶、嫌悪などの意味。それらの方がしっくりくるだろう。パラノイア的、男性嫌悪的な性質がどんどん進行し、現実と夢ないし妄想の境目があやふやになっていき、終いには2人の男を殺してしまう。完全に蛇足だが、鈍器をゆっくりと振り下ろし、あるいは撫でるようにカミソリを振り回して殺していたのはおもしろかった。コンセントが入っていないアイロンのシーンも好き。
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