りょうすけ

スーパーサイズ・ミーのりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「スーパーサイズ・ミー」

マクドナルドを30日間毎日3食食べ続けたらどうなるのかという検証を行った超有名ドキュメンタリー映画。本作の監督であり、この検証を行なった張本人モーガン・スパーロック氏が癌で死亡したというニュースを聞き鑑賞してみた。

30日マック生活のところだけ着目されているが、アメリカの急激な肥満社会への移行をデータを元に考察した客観性のあるドキュメンタリーだった。手軽さ故につい手を出してしまいがち(この映画を観る直前にも朝マックを食べた)だが、脂質の多い食事を毎日摂ることと運動をしないことの健康被害の甚大さを実感させられる。

ビッグマック愛好家が案外健康だったことからもフライドポテトの影響は計り知れないのだろうな。循環器内科の教授が「野菜を食べさせてくださいというと野菜の天ぷらを食べる人がいるが、野菜の天ぷらは油を吸い過ぎていて全く意味がない」という話を思い出した。20年前の映画で「ポテトは野菜」というデブの常套句を聞くとは思わなかったが、この認識こそが肥満大国における最大の問題点なのだろう。
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