フィルマのスコアよりずっと楽しめた。
過去の事件を模倣する連続殺人犯を追う女刑事と犯罪心理学者が犯人に翻弄されながらも捜査を進めて行くサイコ・サスペンス。
序盤からクライマックスを思わせるインパクトシーンにワクワク。そして終盤の畳み掛けはハラハラしたしドキドキしたし怖かった。更には、きっちりラスト前でも同じシチュエーションでのあの恐怖展開には秀逸さを感じるところ。
今作でのシガニー・ウィーバーは犯罪心理学者。宇宙一強い女性のイメージが強かった分、トラウマからくる屋外恐怖症でパニック障害を起こす設定はとても新鮮だった。何れにしても知的で強い女性には違いないのだけど。
ただ、一見 物語とは関連性の無いようなシーンを盛り込み過ぎと感じてしまったのは個人的には残念。もう少しシンプルにスッキリと後半へ繋げたならば、よりクライマックスのインパクトも増すしスコアを上げた気がした。
ともあれ、殺人鬼の狂い具合もゾワッとするラストも良かった。