シネマスカイウォーカー

007/カジノ・ロワイヤルのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)
3.3
007シリーズ番外編。

イアン・フレミングによる原作小説の実写化。ユナイテッドが映画化権を持っていなかったためにショーン・コネリーのシリーズで実写化出来なかったカジノ・ロワイヤルの実写化。


全体的にかなりコメディ色が強いためムーアボンドを見ているような感覚。ボンド映画としてはイマイチな感じもするが、超豪華なキャスティングと曲だけはピカイチ。興味深かったのは本作の5年前に公開されたMGM制作の007第1作目『007 ドクターノオ』でボンドガールを演じたウルスラ・アンドレスが本作でヴェスパー役として登場していること。初代ボンドガールとして強烈な印象を残していたので本作で出てきた瞬間すぐに気づいてしまった。このキャスティングにはどんな裏があるのか気になる所ではある。

キンタマチェア拷問が無いのは少し残念笑ドクターノオの言及もあって盛り上がったのも束の間、お粗末ななんでもありごちゃ混ぜ乱闘になった後、爆発で登場人物全員死亡ってどういう結末よ笑
もはや笑ってしまうようなジェームズ・ボンド映画だった。

「The Look of Love」こと「恋の面影」は最高に名曲だった。