大映五人娘作品も本作からカラー作品に。
カラフルなナース服や私服ミニワンピースがまず目に鮮やかで眼福。
お話も看護部という大奥の跡目争いに病院あるある？な七不思議を絡め、均等に五人娘の活躍を楽しませてくれる軽快、高橋二三劇場。

丹下キヨ子、若水ヤエ子の両お局がとても効いていて大いに笑わせてくれる他、毎度毎度の藤村有弘が美味しい所を持っていく。
大泉滉は今回はインポを南美川さんに催眠治療して貰います（笑）。
笠原玲子と甲斐弘子は苦労の多い先輩ナース。屋上で見習看護婦達がダンスする件りもとても楽しい。

渥美マリは歩けない患者の為にストリップを披露、軟体生物シリーズが間近い事を感じさせ目立っている（シリーズのうち二本は本作の臼坂監督）。
ショートヘアの水木正子は一段と美人ぶりを発揮。南美川さんはリーダー役が板についた感じ。最後に倫理観に落とす綺麗なオチが見事。

臼坂監督は大映の組合で辣腕を揮っていただけに、このナース達のお局達相手の活躍にもその思想がそっと忍ばせてある感じで面白い。

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キャピキャピ盛りの五人娘の看護婦コメディ
おヒスの局・おゲルの局の総婦長選挙
婦人従軍歌をダンモに編曲して屋上でゴーゴー踊る看護婦たち
OPも衣装もかわいー

ある見習い看護婦5人娘の成長記？軽いノリでコメディ風に進んでいきます

【あらすじ】
この度病院の総婦長(岡村文子)が定年を迎えるにあたり、新たな総婦長を決めるための選挙が行われることに
候補は2人の婦長(丹下キヨ子、若水ヤエ子)に絞られ、両陣営による激しい票の奪い合いが行われるのだがその結果は全くの同票

そこで未だどちらの陣営にも属さない実習生5人娘の票を獲得すべく両陣営による攻勢が始まります

病院に伝わる七不思議と共に5人娘それぞれの紹介をパート毎にわけて物語は進んでいきます

【感想】
大映末期の作品ってあまり見たことがなく、出演者からしてもほとんど馴染みがない作品

ってことであまり期待はしていなかったんですが、普通に面白い、軽いノリで見やすい映画でした
「ナースのお仕事」的な感じのストーリーなんだけど、問題児が5人もいるからもうてんやわんや

この5人組が「大映ハレンチ5人娘」なるものらしい
渥美マリの名前を見たことあるくらいでみなさん初めて見ました

劇中では科ごとに制服の色が違うとかで、戦隊ものの如くカラフルに色分けされた衣装で登場します(見分けが付けやすくてナイス！)

南美川洋子は赤、普通にかわいらしくて清純派な顔立ちとキャラクター
渥美マリは青、大胆に肌を露出してゴーゴー(というかストリップ)、派手なキャラクター
津山由紀子は黄、劇中では百合シーンを披露、グラマーで派手な感じだけどこの中では一番魅力を感じない女優さん
水木正子は緑、ショートカットがかわいらしい、清潔感を感じる女優さん
八代順子は紫、大人しく地味な感じ？普通に美人さんだけど印象は薄い

今作見た限りだとこんな印象、インパクトだと圧倒的に渥美マリになっちゃいますね

そういえば若水ヤエ子って何度か映画で見たことあるけどズーズー弁キャラじゃないの見たの初めてだと思う、そんなことも印象に残った映画