いがらっしー

JAWS/ジョーズのいがらっしーのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
3.6
恐怖もの、オカルトものを上手く撮れる監督はこちらをドキドキさせる術を熟知していて、全く飽きさせない。
この映画は単に大きなサメが出て来て逃げ惑うだけでつまらないだろう…と思って、ずっと観ていなかった。
それが、海の中にいる生物と『未知との遭遇』しているし、宇宙人と出会った『ET』の様でもあったり、『ポルターガイスト』の死やゾンビへの恐怖体験と似ているみたいだったり、彼らの獲物を狙う姿は、まるで宝物を求めて冒険に出掛ける『インディ・ジョーンズ』の様だったり…と
その後のスティーブン・スピルバーグ作品を彷彿とさせるシーンが沢山出て来た。それが、分かっただけでも観る価値があったと思う。
其れと無く、「日本に原爆を運んで、その帰りにサメに食われた馬鹿な人達が沢山いた」って会話を途中に盛り込んだのは、戦争反対を主張していたのかな?
子どもに対する大人たちの愛情が此処かしこで感じられ、それが却って余計にサメに対する恐怖を大きくしていた。
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